デスクワークで肩甲骨が固まる原因|背中・首肩がつらくなる仕組み

デスクワークが続くと「肩甲骨まわりがガチガチ」「背中のハリが抜けない」「首が重だるい」と感じやすくなります。
これは単に長時間座っているからではなく、姿勢や筋肉の使い方の偏りによって、肩甲骨の動きが失われてしまうことが主な原因です。
肩甲骨の可動域が狭くなると、肩や首の筋肉が常に引っ張られた状態になり、慢性的な不調へつながりやすくなります。
胸が硬くなることで肩甲骨が前に引っ張られる
パソコン作業やスマホ操作で腕を前に出す姿勢が続くと、胸の筋肉(大胸筋・小胸筋)が縮んだまま硬くなります。
胸が硬くなると肩が自然と前に入り、肩甲骨が外側へ広がったまま固定されてしまいます。
この状態が続くと、肩甲骨が「後ろへ引ける状態」を保てなくなり、肩こりや猫背につながります。
長時間同じ姿勢で肩甲骨周辺の深層筋がロックされる
肩甲骨には表層の筋肉だけでなく、深層の小さな筋肉が多く付着しています。
長時間同じ姿勢で作業を続けると、これらの深層筋が伸び縮みしないまま長時間固まることで、まるでロックされたように動かなくなります。
深層筋が固まると、肩甲骨を動かそうとしても引っかかる感覚が出たり、背中全体のハリ・コリを感じやすくなります。
呼吸が浅くなり背中のハリ・疲労感が蓄積しやすい
姿勢が崩れ、胸郭(胸・肋骨まわり)が固まると呼吸が浅くなります。
呼吸が浅くなると肋骨まわりが十分に動かせず、肩甲骨の可動域もさらに制限されてしまいます。
その結果、背中の筋肉が常に張っている状態になり、疲労が蓄積しやすくなり、「休んでも疲れが取れない」「背中が重い」という慢性化につながります。
肩甲骨が固まったまま放置するとどうなる?慢性化のリスク

肩甲骨の動きが悪くなった状態を放置すると、背中や首肩の不調が一時的な疲労ではなく「慢性化」しやすくなります。
肩甲骨は上半身の動きのハブとなるパーツのため、可動域が失われたまま生活を続けると、姿勢・呼吸・筋肉バランスに次々と悪影響が広がっていきます。
肩こり・首こり・頭痛・目の疲れが広がりやすい
肩甲骨の可動域が低下すると、肩や首の筋肉が引っ張られたまま負担が蓄積します。
すると 「肩こり → 首こり → 頭痛 → 眼精疲労」 というように症状の範囲が広がりやすくなります。
特にデスクワーク中に頭が前に出る姿勢が癖になっている人ほど、首の付け根や側頭部の筋肉に負担が集中しやすいのが特徴です。
背中の丸まり・猫背・巻き肩が固定化しやすい
肩甲骨の動きが悪い状態が続くと、背中の丸まりや猫背・巻き肩が「元の姿勢」として体に記憶されてしまいます。
こうなると、姿勢を正そうとしてもすぐに元の丸まった姿勢に戻ってしまい、ストレッチの効果が続かない・朝起きても体が重いという状態が続きやすくなります。
肩甲骨の可動性低下が全身の姿勢バランスに影響
肩甲骨の硬さは首肩や背中だけの問題ではありません。
・肋骨の動きが制限されて呼吸が浅くなる ・骨盤〜腰に負担が移り腰痛が出やすくなる
・全身の重心バランスが崩れ疲労が抜けにくい といった影響が全身へ広がります。
肩甲骨が動かない状態が続くほど「体が疲れやすい」「姿勢をキープできない」「運動しても効果が出にくい」と感じやすくなるのもこのためです。
自分でできる肩甲骨はがしセルフケア|仕事中・仕事後に取り入れたい

デスクワークで固まった肩甲骨は、日常の中で少し意識して動かすだけでも軽さが出やすくなります。
特に「胸・肩甲骨・肋骨」を動かすケアをセットで行うと、短時間でも肩の可動域と背中のラクさを感じやすくなります。
仕事の合間や終業後に取り入れやすいケアを紹介します。
胸を開くストレッチで肩の前入りをリセット
デスクワーク中の姿勢では胸の筋肉(大胸筋・小胸筋)が硬くなりやすく、肩甲骨が外に広がって「肩が前に入る姿勢」が固定されてしまいます。
胸を開くストレッチで胸郭を広げると、肩が自然と後ろに戻り、肩甲骨が動きやすい位置にリセットされます。
ポイントは背中を反らせるのではなく、肋骨から胸を広げる意識を持つこと。これだけで首肩の軽さが出やすくなります。
肩甲骨を寄せる“背中スイッチ”エクササイズ
肩甲骨を正しい位置に導くには、ストレッチだけでなく背中の筋肉を軽く使う刺激も必要です。
肩甲骨を軽く寄せる意識を持つと、肩甲骨内側の深層筋が活性化し、デスクワーク中に働きづらくなっている「背中の支える筋肉」がスイッチONになりやすくなります。
力強く寄せすぎるのではなく「軽く寄せて戻す」を繰り返すのが効果的。姿勢を無理に正さなくても自然と胸が開き、首肩の負担が減っていきます。
呼吸を深めて肋骨の動きを引き出すケア
肩甲骨が固まっている人は、同時に呼吸が浅くなっているケースが非常に多いです。
深い呼吸を行うと肋骨がしっかり広がり、肩甲骨と一緒に胸郭全体が動くため、動きの制限を解放しやすくなります。
ポイントは息を「長く吐く」こと。肋骨まわりの緊張がゆるみ、背中のハリがふっと抜ける感覚が出やすくなります。
肩甲骨まわりの緊張が和らぎ、デスクワークの疲労感の蓄積を防ぐ効果も期待できます。
整体での肩甲骨はがしが効果的な理由|深層筋と胸郭・姿勢まで同時に調整

セルフケアだけでも肩甲骨は動かしやすくなりますが、慢性的なガチガチ感・可動域制限・背中のハリが長く続いている場合は、整体でのアプローチが改善を早めます。
肩甲骨が固まっている時は、表面の筋肉だけではなく、肩甲骨内側や肋骨まわりの深層筋・胸郭の動きにも制限が起きていることが多いためです。
整体では、この深い層から動かすことで、姿勢・呼吸・体のラクさの変化を実感しやすくなります。
硬くなりやすい肩甲骨内側と肋骨まわりの深層をダイレクトにアプローチ
肩甲骨が固まっていると、特に肩甲骨内側や肋骨まわりの深層の筋肉が硬く癒着し、セルフケアでは届かない感覚が生まれます。
整体では深層筋の癒着を丁寧にほぐしながら、肩甲骨がスムーズに動ける軌道へ導いていきます。
深層の引っかかりが取れてくると「肩が後ろに引ける」「背中が広がる感覚」「首が軽い」という変化を感じやすくなります。
胸郭の可動性アップで自然と姿勢が起きる体へ
肩甲骨だけを動かしても、胸郭(胸・肋骨・胸椎)が硬いままでは可動域はすぐ元に戻ってしまいます。
整体では胸郭にもアプローチすることで、呼吸が入りやすくなり、肩甲骨が正しい位置で動ける土台が整います。
胸郭が動くようになると、無理に姿勢を正さなくても上体が自然と起きるため、首肩への負担が激減します。
「戻りにくい体」をつくる姿勢・体の使い方までサポート
肩甲骨が軽くなるだけではなく、その状態が長く続くことが理想です。
整体では施術後の良い状態をキープできるように、姿勢のクセ・体の使い方・負担がかかりやすいポイントを明確にし、再発を防ぐアプローチを行います。
「肩甲骨の可動性UP → 背中の緊張が溜まりにくい → 日常姿勢が安定する」 という循環ができることで、デスクワークでも疲れが溜まりにくい体へ変わっていきます。
施術で期待できる変化|首肩・背中がスッと軽い体へ

肩甲骨はがしの施術では、ただ痛みを減らすだけではなく「体の使いやすさ」「呼吸のしやすさ」「姿勢の安定」など、日常生活で実感しやすい変化が出やすくなります。
特にデスクワークやスマホ姿勢で長期間負担が続いている人ほど、肩甲骨が動き出した瞬間の軽さが大きく、施術後の体のラクさを実感しやすいのが特徴です。
肩が後ろに引けて呼吸がしやすくなる
肩甲骨と胸郭の動きが改善されると、肩が自然と後ろへ引ける位置に戻ります。
その結果、胸が広がって呼吸が深くなりやすく、「空気が入りやすい」「背中全体が軽い」という変化を感じやすくなります。
呼吸が深くなることでリラックス感が増し、全身の疲労感が抜けやすい体へ近づいていきます。
首の可動域が広がり「振り向きやすさ」が戻る
肩甲骨が硬い状態では、首の筋肉が肩に引っ張られたままになり、首の可動域が大きく制限されてしまいます。
肩甲骨の可動性が戻ることで、首が引っ張られない状態になり、左右や上下への動きがスムーズになりやすくなります。
デスクワーク後に「振り向けない」「首が固まってる」という状態が起きにくくなり、長時間の作業でも負担を感じにくい体へ。
デスクワーク後のガチガチ感が出にくい状態へ
肩甲骨まわりの深層筋・胸郭・姿勢の軸が整うと、同じ姿勢を続けても疲労が蓄積しにくくなります。
「長時間の作業 → ガチガチ → 週末になると限界」 という負のサイクルを断ち切りやすく、施術後の日常がラクになっていくのが実感しやすいポイントです。
体のクセがリセットされ、負担を溜めない体の状態が続くことで、再発しにくいコンディションへと近づいていきます。
まとめ|肩甲骨が動けばデスクワークのつらさは軽くなる

デスクワークで固まった肩甲骨は、放置しても自然に元に戻ることはほとんどありません。
しかし、肩甲骨・胸郭・姿勢のバランスが整ってくると、背中・首肩の疲労感が抜けやすくなり、長時間の作業でも体がラクに保ちやすくなります。
肩甲骨がスムーズに動けば、姿勢も呼吸も軽さも連動して変わっていきます。
肩甲骨・胸郭・姿勢の三方向アプローチが最短ルート
肩甲骨だけを動かすのではなく、胸郭や姿勢の軸も同時に整えることで、肩の位置・呼吸の深さ・背中のハリが一気に変わりやすくなります。
三方向アプローチにより、体が「軽い位置」を記憶しやすくなるため、無理に姿勢を正さなくても整っていくのが特徴です。
セルフケア+専門施術で戻りにくい体づくりが可能
日々のセルフケアで肩甲骨を動かしやすくしつつ、整体で深層筋や胸郭にアプローチすることで、良い状態が長続きしやすくなります。
「施術で変える → セルフケアで維持する」というサイクルが作れると、体の軽さと可動域が安定し、疲労が溜まりにくいコンディションが保てます。
つらさが続く場合は早めの施術が改善の近道
背中や首肩のつらさが長く続いている場合、肩甲骨の深層筋・胸郭・姿勢のどこかに強い制限が残っている可能性があります。
疲労が慢性化する前に専門的な施術を受けることで、回復までの時間が短くなり、仕事や日常のパフォーマンスも戻りやすくなります。
「肩甲骨が動く体」になることで、同じデスクワークでもつらさの出にくい体へ変えていくことができます。
整体LIGHTの首・肩・姿勢の専門ラボ一覧
仙台で首・肩・姿勢の不調に悩む方へ向けて、より深くご自身の体の状態を理解できるよう整体LIGHTでは症状別に特化した5つの専門ラボを運営しています。
「仙台肩こりラボ」「仙台首こりラボ」「仙台肩甲骨はがしラボ」「仙台巻き肩ラボ」「仙台猫背ラボ」の各サイトでは、
原因・姿勢タイプ・臨床ケース・セルフケア・施術アプローチ を分かりやすくまとめており、似ている症状でも改善のポイントが異なるため、気になるテーマのラボもあわせてご覧いただくことで改善の近道になります。
▼仙台の専門ラボ一覧
🔹 仙台 肩こりラボ|肩こり・頭痛専門
仙台で「肩こり・肩の重さ・片頭痛」が続く方に向けた専門サイト。胸郭・肩甲骨・姿勢から根本改善を目指します。
🔹 仙台 首こりラボ|首こり・ストレートネック専門
デスクワークやスマホで首がつらい方へ。首こり・ストレートネック・スマホ首を胸郭と肩甲骨から整える臨床ケースを紹介。
🔹 仙台 肩甲骨はがしラボ|肩甲骨まわり専門
「肩甲骨がガチガチ」「背中が重い」方へ。肩甲骨の可動域アップと姿勢改善の情報をまとめています。
🔹 仙台 巻き肩ラボ|巻き肩・前肩姿勢専門
巻き肩・前肩姿勢による肩こり・首こり・呼吸の浅さを、胸・肩甲骨・背中の三方向から整える専門サイト。
🔹 仙台 猫背ラボ|猫背・姿勢改善専門
「猫背で疲れやすい」「呼吸が浅い」など姿勢からくる不調に特化。仙台での臨床ケースをもとに解説。
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整体LIGHT仙台ハピナ名掛丁店は仙台駅から徒歩4分の“肩甲骨の動き・可動域の変化を実感できる整体院”です。
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整体LIGHT 仙台ハピナ名掛丁店
住所:〒980-0021 宮城県仙台市青葉区中央1丁目8-22 グランドゥ 4階 401号室
営業時間 : 11:00~20:00
定休日 : 年中無休(年末年始・臨時休業を除く)
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